LIXILの玄関リフォーム商品として人気の高い「リシェント」のカバー工法は、戸建て・マンションのどちらでも施工可能です。
カバー工法とは、既存のドア枠を残したまま、その上から新しい枠とドアを取り付ける画期的な工事手法です。壁や床を壊す大がかりな工事が不要なため、わずか1日でリフォームが完了します。
しかし、戸建てとマンションでは、リフォームを行うためのルールや、選ぶべき製品が大きく異なります。それぞれの違いと、特にハードルになりやすいマンションでの具体的な進め方について解説していきます。
戸建てとマンションにおける「玄関ドア リフォーム」の違い
まずは、戸建てとマンションでの玄関ドアリフォームの違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | 戸建ての玄関ドア リフォーム | マンションの玄関ドア リフォーム |
| 施工の可否 | 施主の判断でいつでも可能 | 管理組合の承認が必須(共用部のため) |
| 対応製品 | 「リシェント玄関ドア」各種 | 「リシェントマンションドア」専用モデル |
| 工期 | 基本1日(カバー工法) | 基本1日(カバー工法) |
| デザイン制限 | 自由に選択可能(採風・採光など) | 外観統一のため、色やデザインに指定がある場合が多い |
※戸建ての場合、敷地内の問題がなければ自由に最新機能(スマートキーや採風機能など)を導入できます。一方、マンションの玄関ドアは外側が「共用部分」、内側が「専有部分」とみなされるため、個人の一存で勝手に交換することはできません。
マンションでリシェント施工する場合の費用相場
マンションでリシェント(カバー工法)を施工する場合、気になるのが費用です。マンション用の玄関ドアは、国土交通省が定める防火基準などを満たす必要があるため、戸建て用とは価格帯が異なります。
一般的なマンション向けリシェントの費用相場は、約25万円〜40万円程度(商品代+工事費込)です。
【費用の内訳目安】
- 製品代(リシェントマンションドア本体): 15万円〜25万円
- 施工費(カバー工法工事・副資材費): 6万円〜10万円
- 既存ドアの撤去・処分費: 1万円〜3万円
- オプション(スマートロック等の電子キー): +5万円〜10万円程度
※マンションの規定により「特定防火設備」の認定品が必要な場合は、製品代が高くなる傾向にあります。また、ドアのサイズや選ぶグレードによっても総額は変動します。
管理組合への具体的な申請手順と必要書類
マンションで玄関ドアのリフォームを行うためには、管理組合への事前の申請と承認が欠かせません。「知らずに工事をしてしまい、後から元に戻すよう指示された」といったトラブルを防ぐため、以下のステップで進めましょう。
申請から工事までの4ステップ
- 管理規約の確認
まずは、お住まいのマンションの「管理規約」および「使用細則」を確認します。玄関ドアのリフォームが認められているか、外側の色やデザインに指定(現状回復義務など)がないかをチェックします。 - リフォーム業者による現地調査と見積もり
マンション施工の実績が豊富な業者に現地調査を依頼し、見積書と提案書を作成してもらいます。この際、マンションの規定に合ったドア(防火仕様や指定カラー)を選定します。 - 管理組合(理事会)への申請書の提出
工事の約1ヶ月前には、管理組合へ指定の申請書類を提出します。理事会での審議を経て承認されるため、スケジュールには余裕を持ちましょう。 - 承認通知の受け取り・工事着工
管理組合から「承認書」が発行されたら、近隣住戸へ工事の挨拶(騒音への配慮)を行い、着工となります。
主な必要書類
提出を求められる一般的な書類は以下の通りです。業者が作成を代行・サポートしてくれるケースが大半です。
- 専有部分修繕等工事承認申請書(マンション指定のフォーマット)
- 見積書
- 製品の仕様書・カタログ(防火性能などが証明できるもの)
- 平面図・立面図(施工前後の状態がわかる図面)
- 工程表(工事の日時や作業手順を記載したもの)
カバー工法を選ぶ3つの大きなメリット
マンション・戸建て問わず、玄関ドアリフォームにおいてカバー工法を選ぶメリットは絶大です。
- 1日で施工が完了:
朝に工事を始めれば夕方には新しいドアが使えるため、防犯上のリスクがなく、日常生活への影響が最小限です。 - 費用を大幅に削減:
壁や床を壊して復旧する従来工法と比べ、大工工事や内装工事が発生しないためコストを抑えられます。 - 近隣への騒音・粉じんを軽減:
解体作業がないため、マンションの隣室や戸建ての近隣住民へのご迷惑(騒音やホコリ)を大幅に軽減できます。
規約を確認して最適な玄関リフォームを実現しよう
LIXIL「リシェント」のカバー工法は、戸建てはもちろん、マンションの玄関ドアリフォームにも対応できる優れた商品です。
戸建てであればデザインや機能を自由に選びやすく、マンションであっても、正しい手順で管理組合への申請と必要書類の提出を行えば、1日で最新のドアへ交換することが可能です。
費用的にも25万円〜40万円程度で施工でき、防犯性や断熱性を一気に高めることができます。まずはマンションの管理規約を確認したうえで、実績のある専門業者へ相談し、ご自宅に最適な玄関リフォームを実現させましょう。
【関連リンク】






