断熱効果が高く、結露を防いでくれる「内窓(二重窓)」。快適な住まいづくりには欠かせないアイテムですが、いざ大掃除や日常のお手入れとなると、「ガラスの枚数が増えて掃除が面倒…」と負担に感じてしまう方は少なくありません。
確かに、窓が二重になるということは、掃除するガラスの面が「4面」に増えるということです。しかし、正しい手順と便利なグッズさえ押さえれば、実はたった10分でピカピカに仕上げることができます!
内窓(二重窓)の掃除が「面倒」と言われる理由とは?
なぜ内窓の掃除はこれほど面倒に感じられてしまうのでしょうか。その理由は、単に「枚数が増えるから」だけではありません。
- 掃除するガラスの面積が「2倍(4面)」になる
通常の窓は「外側」と「室内側」の2面ですが、内窓があると「外窓の外側・内側」「内窓の外側・内側」の計4面を拭く必要があります。 - 面によって「汚れの種類」が異なる
一番外側の窓には「砂埃・泥・排気ガス」、室内側の内窓には「手垢・油汚れ・ハウスダスト」など、付着している汚れの性質が違います。これらを同じ方法で闇雲に拭こうとすると、汚れが伸びてしまい二度手間に繋がります。 - 樹脂製サッシはホコリを引き寄せやすい
内窓の多くは、断熱性を高めるために「樹脂(プラスチック)」で作られています。樹脂はアルミに比べて静電気を帯びやすいため、室内のホコリを吸い寄せやすいという特徴があります。
10分でピカピカに!用意すべき「時短掃除グッズ」4選
「内窓の掃除は面倒」というイメージを覆すために、まずは道具選びから効率化しましょう。どれも100円ショップやホームセンターですぐに手に入るものばかりです。
1. マイクロファイバークロス(2枚以上)
普通の雑巾はガラスに細かい繊維(毛羽)が残りやすく、拭き跡が目立ってストレスの原因になります。繊維が極細のマイクロファイバークロスなら、水拭きでも乾拭きでも跡を残さず、手垢汚れもスッキリ絡め取ってくれます。
2. スクイージー(水切りワイパー)
ガラス面の水分を一気に切ることができるスクイージーは、時短掃除の最強相棒です。これがあるだけで、何度も雑巾で往復する手間が省け、作業時間が1/3に短縮されます。
3. 薄めた中性洗剤(またはアルカリ電解水)
窓メーカーも推奨しているのが、「薄めた台所用の中性洗剤」です。バケツの水に数滴混ぜるだけで、手垢や油汚れが驚くほど簡単に落ちます。また、洗剤の拭き残しが気になる場合は、2度拭き不要の「アルカリ電解水スプレー」をクロスに吹き付けて使うのもおすすめです。
4. 100均のサッシブラシ or すき間ワイパー
サッシの溝に溜まったホコリをサッと掃き出すブラシや、手が届きにくい外窓と内窓のすき間を掃除できるロングタイプのお掃除ワイパーがあると便利です。
【実戦】たった10分で終わる!内窓の時短掃除ステップ
道具が揃ったら、いよいよ掃除開始です。効率よく最短ルートで終わらせるための3ステップをご紹介します。
ステップ1:サッシのホコリをサッと掃き出す(約2分)
鉄則:窓掃除は「乾いた汚れ(ホコリ・砂)」を先に落とす!
いきなり水拭きをすると、サッシのホコリが泥状になって固まり、かえって掃除が面倒になります。まずはサッシブラシや掃除機を使って、レール部分のホコリを大まかに取り除きましょう。
ステップ2:外窓・内窓を「コの字」に水拭き(約5分)
薄めた中性洗剤(またはアルカリ電解水)を含ませて固く絞ったクロスで、ガラスを拭いていきます。 拭く順番は「外窓の外側 ➔ 外窓の内側 ➔ 内窓の外側 ➔ 内窓の内側」が基本です。
- ポイント:
ガラスを拭くときは、上から下へ「コの字」を描くように一方向に動かすと、拭きムラが出にくくなります。 - 内窓の間の面(外窓の内側・内窓の外側):
この空間は閉め切られているため、実は「室内の軽いホコリ」しかついていません。ここは固く絞ったクロスか、ハンディワイパーで軽くなでるだけで一瞬で綺麗になります。
ステップ3:スクイージーと乾拭きで仕上げ(約3分)
水拭きした直後、水分が乾ききる前にスクイージーで上から下へ一気に水を切ります。一列終えるごとに、スクイージーのゴムについた水分を乾いたクロスで拭き取るのが綺麗に仕上げるコツです。 最後に、窓の四隅に残ったわずかな水滴を乾いたマイクロファイバークロスで拭き取れば完了です!
次回の掃除が劇的にラクになる!内窓の「ホコリ予防裏ワザ」
せっかく綺麗にした内窓。少しでも長くその状態をキープし、次回の掃除をさらにラクにするための裏ワザをご紹介します。
仕上げに「柔軟剤」を薄く塗る
樹脂サッシやガラスの静電気を防ぐために、洗濯用の「柔軟剤」が使えます。 バケツの水に柔軟剤を数滴垂らし、そこに浸して固く絞ったクロスでサッシやガラスを仕上げ拭きしてみてください。柔軟剤の静電気防止効果によってホコリが付きにくくなり、綺麗な状態が長持ちします。
ついで拭きの習慣化
「よし、掃除するぞ!」と意気込むから面倒になります。デッドスペースになりがちな内窓ですが、普段のお部屋の掃除機がけのついでに、ハンディモップでサッシをひとなでするだけで、汚れの蓄積を未然に防ぐことができます。
効率的なグッズと手順で「面倒な内窓掃除」を卒業しよう!
内窓(二重窓)の掃除は、4面あることから「面倒」と思われがちですが、「乾いたホコリを先に取る」「便利なグッズ(スクイージーやマイクロファイバー)を使う」「正しい順番で拭く」というポイントさえ押さえれば、1箇所あたり10分もあれば十分にピカピカになります。
内窓本来の「クリアな視界」と「高い断熱性」を保つために、ぜひ今回の時短テクニックを試してみてくださいね。
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